35億年前に海で生命が誕生したといわれます。
10億年前に動物は海から上陸していったそうです。
動物は、当時の海の環境を体内に持って上陸したのです。
当時の海は塩分濃度がおよそ1%だったようです。
その後、海から水分が蒸発して
現在の海の塩分濃度が3~3.5%と言われますので、
当時の海の塩分濃度は現在の3分の1ぐらいになります。
体液は、体重の約60%です。
体液には細胞内液と細胞外液があります。
細胞外液の塩分濃度は0.9%です。
ヒトは生命誕生時の海の塩分濃度を
そのまま細胞外液として利用していることになります。
人の細胞外液の塩分濃度は厳密にコントロールされています。
細胞外液の塩分濃度が0.9%であることが、
細胞が活発に活動するための必要条件になっています。
細胞外液の濃度が落ちてしまうと、
たちまち細胞の働きは悪くなってしまいます。
細胞の働きが悪くなるということは、
体調も悪くなるということです。
細胞環境が悪いと体調も悪化するということです。
体調が悪くなったときは、必ず細胞環境も悪くなっています。
熱が出たり、喉が痛かったり、せきが出たり、体がだるかったりしたときは、
早急に細胞環境を整えましょう。
細胞環境が整ったら、体調は徐々に良くなっていきます。
スーッと体が軽くなっていくのを実感できるでしょう。
からだに病気がある場合は、必ず細胞環境が悪くなっています。
細胞外液の状態がよくないのです。
細胞の状態が悪くなるとはどういうことでしょうか。
細胞の中では遺伝子に基づいてつくられた
酵素によって代謝が進行しています。
脂肪環境が悪くなると細胞内液の状態も悪くなってしまいます。
細胞内環境が悪いと代謝スピードや代謝の量が少なくなってしまいます。
代謝がストップする場合もあるでしょう。
体調が悪かったり、病気の実態は、
代謝がスムーズに進まないということと同じです。
代謝をスムーズにすることが体調をよくすることになります。
逆に代謝が滞ると体調は悪くなります。
スムーズな代謝のためには、
まず、日ごろから細胞環境をよくして維持することを心がけましょう。
経口補水液、ポカリスエット、梅干しなどで塩分と水分の補給をお勧めします。
料理には天然塩がおすすめです。
ナトリウムのほかにカリウム、マグネシウム、カルシウムなどが含まれるからです。
まとめ
・動物は海の環境を体内に入れて海から上陸しました。
・細胞外液の塩分濃度は古代の海とほぼ同じ0.9%です。
・細胞外液が細胞活動に大きな影響を与えます。
・経口補水液、ポカリスエット、梅干しなどを活用しましょう。
・料理には天然塩をお勧めします。